こんにちは、井本です。
暑中お見舞い申し上げます。梅雨明けからこちら、非常に非常に暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2026年7月16日(木)グラングリーン大阪にて、特定非営利活動法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構(チームつかもと)主催「スマートグラスサミット2026 Summer」が開催されました。
当日は、弊社HappyLifeCreators(以下、HLC)は協賛・出展企業として参加し、弊社デバイスGUIDE01の体験展示を行い、あわせて弊社代表・牧長がパネルディスカッションに登壇いたしました。
スマートグラスやウェアラブルに関心をお持ちの企業・個人の皆さまが集まる熱気あるイベントとなり、大変刺激的な一日となりましたので、その様子をレポートします。
どんなイベント?
「スマートグラスサミット」は、ウェアラブルコンピュータ研究の第一人者の神戸大学 塚本昌彦教授が率いる「チームつかもと(NPO法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構)」が主催する、関西の関係者が一堂に会するイベントです。
基調講演、パネルディスカッション、そして各社デバイスを実際に手に取れる体験・交流の時間が用意され、研究者・メーカー・開発者・デザイナー・ユーザーと、さまざまな立場の方が参加していました。
スマートグラスはまさに今、世界的に立ち上がりつつある領域です。
会場でも「ようやく日本でも盛り上がってきた」「本来のポテンシャルはこれから」といった前向きな空気が印象的でした。
HLCブースでの体験展示
弊社ブースでは、後付け型スマートディスプレイGUIDE01の実機を体験いただきました。「IT系の面白いことをやっている会社」として、地元でのコミュニティ活動なども含めてご紹介しながら、XR/ARグラスを実際に手に取っていただけたかと思います。
デバイスは説明を読むより、一度体験してみるのが一番です。
多くの方に足を止めていただき、率直なご感想やご質問をいただけたことが、私たちにとって何よりの収穫でした。
基調講演から
イベント前半の基調講演では、業界の最前線に立つ先生方から、市場動向と研究の視点、それぞれのお話がありました。
神戸大学大学院 工学研究科 塚本先生による講演「スマートグラス登場からXX年の現在地」
市場については、インテリジェントアイウェア全体が前年から大きく伸びており、なかでもディスプレイを搭載したタイプの成長が著しいというお話がありました。光学方式やデバイスの型もめまぐるしく移り変わっており、直近数か月だけでもGoogle・Meta・Snapといった大手が大きな動きを見せています。特に注目されているのが、配線が見えず「一見すると普通のメガネ」に見えるタイプの登場ではないでしょうか。
奈良先端科学技術大学院大学 清川先生による講演「私たちはこれから何を見るのか XR・空間コンピューティングの視点より」
一方、研究者の視点からは「軽さ・広い視野角・没入感」はすべてを同時には満たせず、必ずトレードオフが生じること、そしてスマートグラスの本質は「見るためのメガネで、”何を”見せるか」にあるというお話が印象的でした。ユーザー自身が自分の見え方や行動を決める感覚(自己主体感)と、機器による支援のバランスをどう取るか——これは私たちがデバイスをつくるうえでも、深く考えさせられるテーマです。
パネルディスカッション「2035年、私たちは何を身につけているのか」
後半のパネルディスカッションのテーマは「2035年、私たちは何を身につけているのか — ウェアラブルとXRが描く未来予想図」。研究者・メーカー・デザイナー・ユーザー、それぞれの立場から未来像が語られ、オンラインからも開発者の方が参加する、多彩な顔ぶれでのセッションとなりました。弊社代表・牧長も、メーカーの立場から議論に加わりました。

話題は、身体の各部位に機能を分散して身につける未来像、スマートウォッチやリングなどメガネ型以外のデバイスの可能性、ジェスチャー操作、そしてカメラとプライバシーをどう社会に受け入れてもらうか、といった論点に及びました。「禁止するだけでは解決しない」「最終的には”役に立った”という実績が普及を後押しする」という議論は、会場の共感を集めていました。
弊社・牧長の発言より
牧長からは、製造業の現場を起点とした普及シナリオをお話ししました。
- 両手がふさがり、動き回りながら作業する現場では、タブレットを置いておくことすら難しい。そうした環境でこそ、ハンズフリーのメガネ型デバイスが力を発揮する。
- 現場ごと・作業者ごとに視力対応レンズを1人1組揃えるのは負担が大きい。この課題を解消できる点に、弊社デバイスの意義がある。実際、名だたる製造メーカーからも引き合いをいただいている。
- 「2人で行っていた作業を、AIとスマートグラスで1人でこなせるようにする」といった社会課題の解決に貢献できた実績が広まれば、やがて一般消費者にもつながっていくと考えている。
まずは製造現場から導入し、そこで「役に立った」という結果を積み重ねることが、この技術が社会に受け入れられる近道になる——というのが、弊社の見立てです。

おわりに
スマートグラスやウェアラブルデバイスは、これからの数年で大きく発展していく分野です。プライバシーやバッテリーといった乗り越えるべき課題もありますが、だからこそ、業界の皆さまと知見を持ち寄って前に進めていく価値があると感じた一日でした。
HLCは、これからもXR・ウェアラブル領域で「面白いこと」に挑戦してまいります。GUIDE01をはじめ弊社の取り組みにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。次回以降のこうした場にも、積極的に参加していきたいと思います。
改めて、主催者の皆さま、ご登壇者の皆さま、そしてブースにお立ち寄りいただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。




