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社長を捕まえるVRゲームを制作した話

こんにちは、エンジニアの習田です。

今回は、Unreal Engineで社内用VRゲームを制作したので紹介します。
タイトルは、社長を捕まえろ!

このゲームは、社長を捕まえて炎上案件という火にくべるゲームです。
※社長合意のもと制作しております。

制作に至った経緯

株主さんとお話しする機会があり、「VRゲーム作りたいよね」という話になりました。
アイディア出しをしていく中で、社長におなかを抑えて倒れてほしいという要望があり、
今回の「社長を捕まえろ!」を制作するに至りました。

過去のブログにもありますが、弊社には社長を含め3人の3Dモデルがあります。
自分の3Dモデルが気になる方は関連記事に体験ブログを貼っているので是非ご覧ください。

社長を捕まえろ!

ゲームの中身を軽くご紹介していきます。

ゲーム画面

画面中央下でルンバダンスを踊っているのが社長です。

これを手に持っている棒で叩いて捕まえていきます。
社長を捕まえると、左上の数字が増えます。

捕まった社長は泣きながら炎上案件の沈下に向かいます。

社長をたくさん捕まえて炎上案件をどんどん沈下してもらいましょう。

こだわりポイント

こだわりポイントは、ファミコン風の世界観です。

ファミコン風なのもアイディア出しの中で「VRなのに8bitのBGMだったら面白くない?」
という意見があったからです。
特に、音にこだわっていますので、もしこのゲームが公開されたらBGMやSEなどにも注目して
プレイしていただけると嬉しいです。

苦労したポイント

AIに苦労しました。

ゲーム上の社長は、プレイヤーに見つかると炎上案件の沈下という大役を任されるため、
プレイヤーを見つけると逃げて物陰に隠れるという習性を持っています。
それを実現するために、始めて Environment Query System( EQS )という Unreal Engine に搭載されている機能を使ったのですが、遮蔽を認識してくれなかったり、
プレイヤーから逃げてくれないといったことが起きました。
ある程度AI部分も改善しましたが、いまだに EQS を御しきれてません。

開発環境

Windows10
Unreal Engine 4.27.0 ( GitHub OculusPlugin版 )
Oculus Quest2

今後のお話

現状はスコア加算制ですが、ノルマ制などゲームモードの追加や、HMDなしでも遊べるように
手を加えていきたいと考えています。
最後に、
Oculus単体でも遊べるようにしたいのですが、デプロイしたときに音は出ているのに画面が描画されないという現象が起きてます。AndroidSDKの設定だとあたりはつけているのですが、
わかる方いたら教えてほしい今日この頃です。

以上、社内用VRゲーム社長を捕まえろ!の紹介でした。

習田

執筆者

Developer

習田