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富山にワーケーションに行ってきました

はじめまして、井本と申します。

突然ですが、そこそこ交友歴の長い友人が富山に住んでおります。
郷土愛に溢れている人物でして、折に触れ富山をアピールしてきます(実際、あらゆる方面にすごく詳しい)

「富山においでよ」
「温泉もあるよ。山も海もおすすめだよ」
「グルメなら冬のうちだよ」
「お酒も日本酒・ワイン・ビールなど醸っているよ」

そうか。じゃあ行くか。

2024年11月に入社して4か月、まだ新入りなのにいいのか?と思いつつ、
会社制度を利用して富山に3泊4日のワーケーションに行ってまいりました!

1日目

行先案内板@大阪駅
朝7時大阪発のサンダーバードで敦賀に向かいます。
車内ではほとんど寝ていましたが、湖西線に入ってしばらくしたあたりから急に雪景色になりました。

行先案内板@敦賀
敦賀で北陸新幹線「つるぎ」富山行きに乗り換えです。
駅舎めっちゃきれい。

富山駅前
9時53分定刻通りに富山駅に到着。
ホテルに一部荷物を預けて、今日の仕事場所の「ワークブースSakura」に行きましょう。

Toyama Sakuraビルフロント
「ワークブースSakura」は富山市役所のすぐ北側のビル「Toyama Sakuraビル」の2階にあります。
わかりやすい場所にあって、朝の7時半から開いていて、中はとてもきれいで静か、温かいドリンク飲み放題で、いいなーいいところだ。

その頃、同行者は隣の富山市役所の展望台から立山連峰を望んでいました。
市役所展望台から見た立山連峰
そういえば、立山眺望予報というのがあるそうですよ。

もりもりと作業をし、昼休みになったので、駅前の「廻る富山湾 すし玉 富山駅前店」に遅いお昼を食べに伺います。

すし玉の富山3種盛
……恐ろしい旨さでした。初日からこんな贅沢をしていていいのでしょうか。
同行者はすでに酒を入れていましたが、私はここではまだ我慢です。

昼食後はルートイン富山駅前にチェックインし、お部屋でリモートワーク再開です。
窓際に小型ながらテーブルとソファがあり、快適にお仕事ができました。

終業後、迎えに来た現地友人と合流して、今夜の晩御飯は富山市新富町にあります「吟魚」でいただきます。

吟魚の刺身盛り
ここでも、きときと(新鮮)なお魚や美味しい一品料理でお酒がどんどん進みます。
何を食べても美味しい。恐ろしいところに連れてきてもらってしまった……。

も、もうおなかいっぱいだ……と言いつつホテルに帰ってから千里山荘の鰤大根寿しをつまみに晩酌して、寝ました。

2日目

朝9時半にチェックアウトし、現地友人の車に乗せてもらって魚津へ向かいます。
天気予報では曇りか雨だったのですが、まさかの雲一つない好天で寒いどころかむしろ車内は暑いくらい。
行く手には雄大な立山連峰の景色が広がります。自分が普段見ている山と違いすぎて、最初雲かと思いました。
友人提供の立山連峰の写真
(助手席から写真を撮れなかったので、後日友人より提供してもらった写真です。ちょうど1年前の2024年3月頃撮影とのこと)

本日最初の目的地、魚津のカナタワイナリー

カナタワイナリー
できたばかりのワイナリーで、建物めちゃめちゃおしゃれできれいです。

試飲コーナーもキッチンがちゃんとあって、試飲どころかしっかりしたお料理を出せそうな気配があります。

ここではちょうど団体の見学客とバッティングしたので、一緒になって全種類のワインを試飲させていただきました!
とても美味しかったので、予定になかったのですが2種(ロゼ、スパークリングロゼ)買いました。

この時点ですでにすっかりお酒が回っておりますが、山を下りて次の目的地「魚の駅生地(いくじ)」へ。
魚の駅
こちらの「できたて館」にある「炭火焼レストラン 航海灯」でお昼をいただきます。
航海灯でお昼
カキフライ、にぎすフライ、すり身汁。
(なんだか散漫な写真ですみません)

ここまでですでに満腹だったのですが、「別途食べに連れて行こうと思っていたんですがここにあったんだ! ぜひこれも食べましょう!」ということで、デザートには生地名物の水だんごをいただきました。
甘いものは別腹といいますからね。
水だんご
緑色のきなこが美しいおやつです。

食後はおみやげを物色し、私はちょうど切らしていた味噌や鱒寿司切り落としジャーキーなどを買いました。
まるごと氷見ブリ
氷見ブリまるごと一匹4万円。

このまま温泉を目指す予定でしたが、あまりにも良い天気なので寄り道をすることにして、魚の駅のすぐ近くにある「生地台場」に史跡と海を見に行きました。
生地台場
生地台場は加賀藩が江戸末期に造った砲台とのこと。
海岸で遊ぶ同行者
持って行った楽器を練習したり、波打ち際まで行って落ちている石を愛でるなどしました。変成岩が多めでした。
鉱物オタクとしてはヒスイ海岸まで行ってみたかったのですが、冬なのとルートから外れるので、またの機会ということで。

さて、いよいよ今日の宿泊地、宇奈月温泉に向かいます。
海を離れて田園地帯をひた走り、山に入っていくと、次第に残っている雪が厚くなってきました。
延對寺荘フロント
本日のお宿、「宇奈月温泉 延対寺荘」に到着です。
普段ビジネスホテルばかり泊まっているので、このような本格的な温泉のお宿は久しぶりです。
蘭亭
なんと、特別室の蘭亭じゃないですか!
今夜は花火が上がり、部屋からもよく見えるだろうとのこと。

一休みして、周囲の散策に出ます。
宇奈月温泉駅前
宇奈月温泉駅とその前のお湯が出る噴水。
湯気がもうもうと上がり、見るからにあたたかそうです。

アルペンチーズケーキ
賞味期限10分のアルペンチーズケーキ。

無料足湯
駅のホームからも入れる無料足湯。
宇奈月温泉にはあちこちにこのような足湯があり、好きに入れますのでタオル持参必須です。

黒部川電気記念館
黒部川電気記念館は16時までの開館と知らず、16時ジャストに到着してしまって入れませんでした。

グレイスピース ダージリンティー
紅茶のお店、グレイスピース ダージリンティー。
ここは現地友人激推しのお茶屋さんで、以前茶葉をいただいたことがあります。
店内に入って棚を見ていたら、無料で試飲させていただきまして(ひと口どころか1杯+お茶請け2種類出てきた)
茶葉を買わせていただきました。

法学者の聖地
宇奈月温泉事件は法学を学ぶ者なら誰でも最初に教わる判例とのことで、「そうなんだ!」とその場で心当たりのある法学部出身2名に聞きましたが
「まったく記憶にない」
「あったね、懐かしい。(ただし宇奈月に)行ったことはない」
見事に反応が分かれてしまいました。

他にもいろいろとお店をひやかしてから帰って休憩し、晩御飯です。
富山の珍味をいろいろいただきましたが、昆布を練り込んだそばが美味しかったです。
お酒は飲み比べセットを。

さて、20時半、お待ちかねの予告されていた花火が始まりました!
花火
おー。
花火
おおー。

こんなふうにホテルの一室から花火を眺めるなんて、初めての経験です。
なんて贅沢なのでしょう。

花火のあとは館内のお風呂をはしごして、ほかほかに暖まって就寝しました。

3日目

小雨降る宇奈月温泉郷
今日は残念ながら朝から小雨模様。
昨日のうちに散策をしておいて正解でした。

このタイミングで旅の目的のひとつ、友人へのVR体験会をしておりましたが、背景に布団が出てたり人間も館内着姿だったりでしたので写真は省略します。
自作コンテンツやVR版ねこあつめを遊んでもらいまして、楽しんでいただけました!
昔はベースステーションや本体PCも持参でVR体験会を開いていたのですが、今はHMDとコントローラさえ持っていけばどこでもVRができるので、いい時代になりましたね。

最後のひと風呂を露天風呂で浴びてからチェックアウトし、まずは昨日行きそびれた電気記念館へ。

黒部ダムは北陸にありますが、関西電力の施設です。
ここでは黒部峡谷トロッコ電車を模した席でトロッコ列車の運転席からのパノラマビューを疑似体験したり、黒部ダム建設の歴史や、水力発電の仕組みなどについて知ることができます。
駆け足での見学でしたがなかなか良かったです。

宇奈月温泉を出て、雪を解かす小雨の降る中、次の目的地の
特別天然記念物 魚津埋没林博物館」へ。
埋没林博物館
「地味ですよ? なんもないですよ?」
「しかし、埋没林博物館に行くと、埋没林博物館に行ったことがある人生が拓けるのではないでしょうか?」
「何を言ってるんですか??」
埋没林が発掘現場のまま保存されています
埋没林だけと思いきや、展示の半分は蜃気楼についてでした。
蜃気楼の美しい写真をたくさん見ることができました(写真を撮っていませんでした、すみません)

歩き回って適度におなかがすいたところで、「海の駅 蜃気楼」へ向かいます。

ここはちょうど浜焼き(海鮮バーベキュー)シーズンが始まったところなのですが、
驚くほど人がいません。我々3人に対してスタッフが4人いて見守られているという手厚い接客を受けつつ、
浜焼き
焼きます。イカがめちゃくちゃに美味しすぎておかわりしました。
カニみそを焼く
たっぷり料理酒とだしをかけて、カニみそだって焼いちゃう。
日本酒が爆速で消し飛んでいきます。これはいけません。
このまま長居したら確実に酔いつぶれてしまうでしょう。

魚津水族館
おなかいっぱいになったあとは、日本最古の水族館で有名になった魚津水族館に移動しました。
ペンギン
入場前からペンギンや、鯉くらいの感覚で展示されているドチザメを見ることができます。

大水槽にはまだブリはおらずNo ShowならぬNo Buri(本当にそう書いてある)でしたが、いろいろと工夫を凝らした展示がされており楽しめました。
実食レポ
あと魚津水族館の人はすぐ実食グルメするということがわかりました。

ほたるいかミュージアム
だいぶ日が傾いてきましたが、次は滑川(なめりかわ)に移動して「ほたるいかミュージアム」です。
VR体験のPOP
ここではホタルイカになれるらしい(?)VRホタルイカ体験ができるらしいのです。
KAT VRという疑似的な歩行ができるめずらしい機材を導入しているのがポイントです。
KAT VR
……。

いやその……めっちゃ目立ちますやん……。
やってみたいけど、さらし者はちょっと恥ずかしいな……。

戸惑っていたら、同行者がさっと600円出して
「カンパです。やってください」
「えええええー!」
というわけで、やってきました!
ホタルイカというか蟷螂拳
威嚇のポーズ(とてもそうは見えませんが……)

ミュージアムを出ると、もうかなり日が傾いていました。
富山市に戻りましょう。

きときと寿司
最後の晩御飯は、「氷見きときと寿司」にしました。
17時半くらいに着いたのにもう順番待ち!

ここでもいろいろと珍しいネタを楽しむことができました。

この夜は初日と同じルートイン富山駅前に泊まり、明日に備えます。

4日目

本日もワークブースSakuraにお邪魔してお仕事を開始します。
ワークブースSakuraエントランス
仕事がひと段落したので、切り上げて退席。
今日のお昼は富山ブラックラーメンの元祖、「西町大喜 西町本店」でいただくのです!
大喜さん外観
……これは知らなかったら初見では気づけないかもしれない。

メニューは中華そば(ブラックラーメン)一択です。
というわけで、並サイズを注文。
ブラックラーメン
昔に比べるとかなりマイルドになったということですが、スープは無論のこと、メンマがかなり塩辛かったです。多分夏の暑いときに食べたら最高でしょう。

食後は、大喜さんの向かいにある「富山市ガラス美術館」を訪れました。
ワーケーションに出かける前、弊社藤岡が推していたのでぜひ行っておこうと思いまして。
ガラス美術館エントランス
ところで、なぜこんな立派なガラスアートの美術館が富山にあるのでしょうか。ここだけでなく、街中にもガラスアートの展示を見かけました。
富山在住の友人によると、

富山では売薬に並び薬の生産、および薬を入れるためのパッケージ(容器、包装等)が共に発展しておりましたので必然的に薬瓶の製造が盛んだったらしいのです。そのためガラスを製造する工房が沢山あったらしいのですがまぁプラスチックとかに取って代わられてほぼ衰退しました(中略)薬瓶がなぜか芸術方面へ走っていったわけですがその辺は県民にもマジでわからん(原文そのまま)

そうなんだ……!

展示はどれも大変よかったです。また、同じ建物でやっていた
佐竹美保原画展-魔法の世界へ-」も覗いてきましたが、これが無料……!?という充実の展示でした。はちゃめちゃにうまい人の絵は滋養があります……。

このあと、富山駅に戻って往路の逆ルートで大阪に帰りました。

まとめ

現地友人のアテンドで思いっきり富山を満喫した4日間でした。
富山、いいところです。東京行くのと同じくらいの時間で行けますし、晴れた日の眺めが素晴らしいし、料理がなんでも美味しい。
ぜひまた機会を見つけて遊びに行きたいと思います!